バスケットボールはハビットスポーツと言われており
他のスポーツは違うバスケの奥深さがあります
”ハビット”とは”習慣”という意味で、バスケットボールは習慣付がとても重要となります
バスケットボールには日常的な動きが少ないため、なかなか日常の動きでは身につきません
日常では中腰で動くこともありません、物を打ち上げることもほとんどありません、急に止まることもほとんどありません
後ろ向きで走るスポーツはバスケットボールだけとも言われているくらい、日常の動きから取り入れることが難しいスポーツと言えます
この習慣付けが日々の練習でどれだけ身に着けられるかが練習のメニューでは大事になってきます
ですが、習慣でも ”良き習慣” と ”悪しき習慣” があります
良き習慣はなかなか身につかず、悪しき習慣はすぐ身につきます
習慣は脳の無意識的制御と言われています
そのため、良きプレーを習慣づける、これを意識して行うことが大事です
悪しき習慣は、結果何も身につかず、逆にケガをしたり悪い方向へ向かうだけです
コーチは子どもたちに大切なスキルをどこまで身に着けさせるか、それを実現するための過程を熟考し日常の些細な動きを管理してあげることが将来の子供の財産になります
良き習慣は身につきにくいため、コーチは細かく根気強く指導することが大事です
この細かい指導をやったりやらなかったりすることは ”悪しき習慣” として子供たちはやらなくていいものとして認識し自分にとって楽な動きが身についていってしまいます
ドリブルもシュートもうまいのですがチームが勝てないという相談をよく受けます
何が足りないかと見てみると、シュートもドリブルもできるのにパスが通らないのです
なぜパスが上手く通らないかというと ”ビジョン” をとる習慣がないのでボールを持つと周りを確認する動作がないため1on5の状態を勝手に作り上げていたのです
よく周りを見ろ!と注意はしてるはずなのにできないのは、習慣漬けができてないからです
何度話しても理解しても反射的にはできません、日々の癖づけが必要なのです
習慣づけに時間はかかりましたが、チームは動きの中で視線や視野を取る癖をつけることで大きくチームが変わっていきました
それだけちょっとした習慣の積み重ねだけで子供たちやチームは大きく変わると考えています